「女子は髪が命」と言われるように髪型によって女性の印象は大きく変わりますが、男性はそうでもないのかと考えてみると、実は女性は男性の髪型を顔と同時にとてもよく見ています。
テレビで普段から見ているアナウンサーや俳優が髪型を変えると、印象が前と変わったなあと気づくことは意外と多いのではないでしょうか?
職場の男性やご近所の男性、子供の友達の男の子が髪を切った、今日は前髪を上げたスタイリングをしているなどで、全くイメージが違って驚いたということは誰にでもある体験です。
そのように女子ならずとも、他人に与える印象を変えてしまう男子の髪型ですが、今回は母親にとって特別な大切な存在である息子の髪型について考えていきます。
小学生までの息子の髪型
小学生までの男子は、よほどおしゃれ男子でない限りは、母親の思った通りの髪型にしても何か疑問を持つという事はないでしょう。
息子も小さいうちは美容院に連れていってじっとしているのも厳しいような落ち着きのない子どもであるのが当たり前なので、お互いの大変さを減らし、お財布に優しい方法として、自宅で親が髪をカットするのもおすすめです。
バリカンを使い長さを設定してすっきりと全体を短髪にしてもいいですし、小さい男の子はまだ髪も一本一本が細い場合も多いので少し長めの丸みを帯びたカットにして、可愛らしい雰囲気にしても似合うでしょう。
男子は女子と違い、ほとんどの場合がショートヘアなので、頭の形やおでこの広さなどで意外と似合う髪型と似合わない髪型が出てきます。
小さい男の子はたいていお母さんが大好きで、お母さんが切ってくれることに抵抗もないですし、ちょっとの失敗など気にしない子の方が多いので、この時期にやってみたい髪型に色々挑戦して、どんな髪型が息子に似合うのか、あるいは似合わないのかを研究してみてはいかがでしょうか。
中学生・高校生の息子の髪型
中学生・高校生になると小学校までと違って、校則で男子は眉の上でなくてはならないなどと前髪や襟足の髪の長さについての規定がある学校も多いので、髪型に関しても今までのように自由ではなくなってくる場合も多いです。
そのような規定に合わせつつ、多少は人目も気にする子も出てくる時期なので、短い時間でお値段も安く手軽に整髪をしてくれて、希望を伝えればきちんと要望を聞いてくれる便利なカットチェーン店をうまく使うことをおすすめします。
カットに行く前にどのような髪型にするのか家族の間で話し合い、伝えるべきポイントを明確にしておく、あるいは伝えることが難しい場合は、して欲しい髪形の写真などを持参するのもおすすめです。
小学校までは可愛いばっかりだった息子も中学生以降は体格や顔つきも変化し、声変わりをして、更には反抗期も始まってしまう場合がほとんどなので、親としてはストレスもたたまる時期でもあります。
それを少しでも緩和するために、自分では髪型をどうしたいなどという考えのない息子の場合は、親の好きな髪型の写真を渡してオーダーをさせ、見た時に和み、イライラを少しでも抑えられるようにしてしまうのもおすすめです。
推しの俳優やアイドルがいる場合は、同じ雰囲気の髪型で規定に合う短めの長さでという要望をしてしまうのも楽しいです。
最近男子の髪型で流行っている、内側は刈り上げの要領でスッキリさせて、表面の部分は長めにして動きを出すようなツーブロックの髪型なら校則の規定を満たしながらも、おしゃれ感も出すことができます。
さらに前髪を時には上げておでこを出すアップバングや知的に見えるセンター分けにもできるような前髪にしておくと、気分や服装に合わせた髪型にかえて、それこそイメージが変わるので、周りからもおしゃれ男子と思われる息子にすることも可能です。
ただ学校によっては、ツーブロックは学生らしくないという理由で、禁止している学校もあるようなので、その点は注意するようにしましょう。
大学生になるまでにはそのような髪型に気を配り、さらに服装との相性まで考えられるお洒落な息子に育って欲しいものですが、実際には個人差はあるものの、中学生・高校生の男子は電車通学なのに寝癖がついていても直そうという気などない、鏡も全く見ないという息子を嘆いている母親の話を聞くことがほとんどです。
そのため、髪型をオーダーするときに理想のスタイルを伝えつつも、本人である息子の髪質に合わせた、何もしなくてもそれなりにカッコよく見えるような扱いやすい状態にしてもらうよう一言添えるのも、とても大切なポイントになります。
大学生以降の息子の髪型
大学生になると制服から私服になり、とにかく自由を謳歌できるという開放感からか、女子が大学生になったらパーマやカラーリングをしたいと思うのと同様に、大学生男子も人によっては茶髪や金髪に憧れる、あるいはロン毛にもしてみたいといままでの髪型の縛りから解放されてとにかく自由な髪型をする場合があります。
黒髪だった息子が金髪になったら親としてはびっくりしますが、とにかくやりたいようにやらせつつも、あまりにも似合わなかったらちょっとアドバイスするなどのスタンスでいいのではないでしょうか。
失敗することで覚えることもあるので、自分の理想の髪型を見つけるという点において大学生の間は貴重な期間ともいえます。
しかし、大学生になってもやはり髪型をどうするかについて興味が出てこない息子もいるでしょう。
さらに高校までと違い、校則もなくなり、定期的に髪型を整える必要もなくなるので、髪も伸び放題という息子を見ては「そろそろ髪を切ってくれないかなあ」と思っている親も多いでしょう。
その際は「ちょっと髪が長すぎるのでは?」と声をかけて、さらにはおすすめのサロンを提案してみてはいかがでしょうか?
中高生のころの手軽なサロンから一歩進んで、サロン側から似合う髪型を提案してくれるような美容院や信頼のおける担当者を見つけて、自分で髪型を管理できるような息子に変わっていってくれるのが理想です。
そして、いよいよ社会人となり、仕事をするようになると、息子にとって髪型は仕事上大切な第一印象を左右する大事な要素になります。
また初めて会う人にとってだけではなく、同僚や上司にとっても清潔感のある髪型を保つことは当たり前と思われているので、これを保てないと信頼や評価に影響が出てきて、あまりにも清潔感を欠く場合は上司から注意を受けてしまう事にもなりかねません。
髪型に興味がなかったがために注意されるのも悔しいし恥ずかしいことですので、このころまでには鏡をみて寝癖を整え、長すぎると思われる前には自発的に髪を切りに行くような息子に育って欲しいものです。
まとめ:将来までの道筋を考えながら息子の髪型を考えよう
男子の髪型はショートがベースで顔回りにあるので、その人の印象に大きく影響を与えます。
女性であればロング、ミディアム、ショートという長さでの区別があるのですが、男性ではほぼショートの中でのバリエーションになってくるので、男性の髪型には想像よりも本当に多くのスタイルが存在します。
女性同様男性の髪型もトレンドがあり、進化もしているので、将来かっこいい髪型を保てるおしゃれ男子になってもらう、さらにはビジネスの場面においても清潔感もお洒落感も持ってもらう髪型を自分で管理できる息子に成長してもらうためにも、今の年齢のこの時期はどのような髪型にしようか、楽しみながらヘアーサロンに行ったり、あるいは自宅で自らカットしてみてはいかがでしょうか。